微妙な緩和を受けて、週明け株価は厳しそう(週末の相場 H28.7.31)
■今日の株式 H28.7.29 「減速期」
株資産の持ち株割合 約17% ※資産退避状態
持ち株…買値から+6.1%→+7.0% / 「売却中の株」…売値から+0.0%→+0.8%
金曜昼に発表された日銀会合結果は、「ETFの購入額増加(のみ)」でした。
個人的には正直微妙かと思われましたが、株価は乱高下後、100円弱ながら微上げする結果となっています。
正直、どう転んでも最後は落ちると見ていたので、予想外に強い結果となりました。為替が跳ねることもないまま株価だけ底堅かった感じで、やはりこれはETFの買い足しという「株価底支え」の意志が伝わったのかもしれません。
ETFのみの緩和という事で「為替操作ではない(海外からの批判を受けない)」かつ「株価は下支える」形になりますし、毎年6兆円の巨額に倍増された購入が継続して入る…というのは、実は妙手なのかもしれないという感じがします。
とはいえ、やはり「円高対策にはならない」ことと「打てる手の『手詰まり』感がある」のは確かな事で、その結果もあって金曜夜の海外市場を経由した結果、ドル円は更に円高になって102円割れ寸前。日経先物も大きく値下がりしています。
円高については、国内要因だけではなく、米FOMCで利上げ見送りが続き、更に米GDPも低調だったので、そろそろ「やっぱり利上げはできないのではないか」感が出てきた事も影響していると思います。
とはいえ、やはり今回の日銀対応で(たとえ一時的にしても)一気に円安に持って行けなかった事は株価に響いてくると思います。
ここ最近の国内企業決算で発表されている為替想定ライン(概ね110~105円)を見ても、やはりここでできれば110円、最低でも105円あたりまでは円安に持っていって貰いたかったところです。この状態が続けば、円高→企業決算の悪化予測→株安のスパイラルに入ってしまいそうです。
■週明け以降の株価は厳しそう…
そんなわけで、週明けにまずは株価が大きく下げるのは間違いありませんし、その先も当面は厳しいかな…と思います。
ただ、週明けには政府の経済対策発表、内閣改造を控えているので、内容が評価されて反転のきっかけになる可能性があると考えられます。ただ、概ね内容が事前に出ていますし、既に株価の下支えとして働いていると思われます。逆に通過後に支えが抜けて株価下落要素になると考えられます。
あと、先ほど結果が出た都知事選の結果が、政権にどの程度のダメージになるか未知数です。「既に結果が見えていた」「明らかに野党の方がダメージが大きい」などの面はあります。また、大阪府市のパターンで「地方議会レベルでは敵で、形の上では公認候補を応援するが、勝利陣営と一定の繋がりがある」にも微妙に類似はしていますが、大阪府市パターンよりも露骨に敵対イメージが出ているので、どうかな…と思います。
更に、来週の政府の経済対策発表、内閣改造を越えてしまうと、良くも悪くも、当分の間、国内の興味が政治や経済から離れてしまう事があります。
国内の話題は、まもなく始まる五輪で占められてしまうと考えられます。
また、(現状では信憑性が不確かではありますが)「生前退位」問題が報道通りのタイミングで動き出すのであれば、8月からかなり長期間は国民の中心テーマとなります。
ニュースではこれらの話題が中心として取り上げられ、残った時間で国民に流れてくるのは「(来年に)低所得者層が1万円貰える」ニュースなどでは勿論無く、「年金運用で損した」「株価が下がった」「都議会のゴタゴタ」「国内外の混乱、事件」などのマイナス面の情報ばかりではないかと予想されます。
そんな感じで、これから秋口に掛けては、株価面では厳しいのではないか…というのが私の考えです。
ただ、ここ最近度々触れている通り、空売り率や買い残の(歴史的と言ってもいいレベルの)少なさがあるので、どこかで底を打った時点でかなり大きく跳ねるだろうと見ています。
現時点では資産退避状態ですし、当面は株価の下落を眺めていればいいのですが、できれば底を打って大きく跳ねる寸前で買い戻したいところです。かなり難しいとは思いますが、何とかその瞬間を見極めたいところです。
■今日のFX
3000NZドルを73.754円で購入。
保有分のうち3発分に逆指値発動、売却(利確2、損切1)
読んでいただいて、ありがとうございます。
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株資産の持ち株割合 約17% ※資産退避状態
持ち株…買値から+6.1%→+7.0% / 「売却中の株」…売値から+0.0%→+0.8%
金曜昼に発表された日銀会合結果は、「ETFの購入額増加(のみ)」でした。
個人的には正直微妙かと思われましたが、株価は乱高下後、100円弱ながら微上げする結果となっています。
正直、どう転んでも最後は落ちると見ていたので、予想外に強い結果となりました。為替が跳ねることもないまま株価だけ底堅かった感じで、やはりこれはETFの買い足しという「株価底支え」の意志が伝わったのかもしれません。
ETFのみの緩和という事で「為替操作ではない(海外からの批判を受けない)」かつ「株価は下支える」形になりますし、毎年6兆円の巨額に倍増された購入が継続して入る…というのは、実は妙手なのかもしれないという感じがします。
とはいえ、やはり「円高対策にはならない」ことと「打てる手の『手詰まり』感がある」のは確かな事で、その結果もあって金曜夜の海外市場を経由した結果、ドル円は更に円高になって102円割れ寸前。日経先物も大きく値下がりしています。
円高については、国内要因だけではなく、米FOMCで利上げ見送りが続き、更に米GDPも低調だったので、そろそろ「やっぱり利上げはできないのではないか」感が出てきた事も影響していると思います。
とはいえ、やはり今回の日銀対応で(たとえ一時的にしても)一気に円安に持って行けなかった事は株価に響いてくると思います。
ここ最近の国内企業決算で発表されている為替想定ライン(概ね110~105円)を見ても、やはりここでできれば110円、最低でも105円あたりまでは円安に持っていって貰いたかったところです。この状態が続けば、円高→企業決算の悪化予測→株安のスパイラルに入ってしまいそうです。
■週明け以降の株価は厳しそう…
そんなわけで、週明けにまずは株価が大きく下げるのは間違いありませんし、その先も当面は厳しいかな…と思います。
ただ、週明けには政府の経済対策発表、内閣改造を控えているので、内容が評価されて反転のきっかけになる可能性があると考えられます。ただ、概ね内容が事前に出ていますし、既に株価の下支えとして働いていると思われます。逆に通過後に支えが抜けて株価下落要素になると考えられます。
あと、先ほど結果が出た都知事選の結果が、政権にどの程度のダメージになるか未知数です。「既に結果が見えていた」「明らかに野党の方がダメージが大きい」などの面はあります。また、大阪府市のパターンで「地方議会レベルでは敵で、形の上では公認候補を応援するが、勝利陣営と一定の繋がりがある」にも微妙に類似はしていますが、大阪府市パターンよりも露骨に敵対イメージが出ているので、どうかな…と思います。
更に、来週の政府の経済対策発表、内閣改造を越えてしまうと、良くも悪くも、当分の間、国内の興味が政治や経済から離れてしまう事があります。
国内の話題は、まもなく始まる五輪で占められてしまうと考えられます。
また、(現状では信憑性が不確かではありますが)「生前退位」問題が報道通りのタイミングで動き出すのであれば、8月からかなり長期間は国民の中心テーマとなります。
ニュースではこれらの話題が中心として取り上げられ、残った時間で国民に流れてくるのは「(来年に)低所得者層が1万円貰える」ニュースなどでは勿論無く、「年金運用で損した」「株価が下がった」「都議会のゴタゴタ」「国内外の混乱、事件」などのマイナス面の情報ばかりではないかと予想されます。
そんな感じで、これから秋口に掛けては、株価面では厳しいのではないか…というのが私の考えです。
ただ、ここ最近度々触れている通り、空売り率や買い残の(歴史的と言ってもいいレベルの)少なさがあるので、どこかで底を打った時点でかなり大きく跳ねるだろうと見ています。
現時点では資産退避状態ですし、当面は株価の下落を眺めていればいいのですが、できれば底を打って大きく跳ねる寸前で買い戻したいところです。かなり難しいとは思いますが、何とかその瞬間を見極めたいところです。
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3000NZドルを73.754円で購入。
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